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映画を見た記録です。映画評ではなく、個人的な感想。
ネタバレは気にせずに書いていますので、未見の方はご注意ください。

『サンバ』

映画

samba.gaga.ne.jp

これを書いてるのは、実はもう5月で、実際に見た日付ははっきり覚えてないんだけど、たぶんこのころ。

平日のこととて、いつもながら観客は数名。

そのむかし、シャルロット・ゲンズブールの『なまいきシャルロット』も『小さな泥棒』も見ていて、なかなか印象的だった。

彼女の映画はそれ以来。

監督の前作『最強のふたり』は見ていて、それなりにおもしろかったけど、これが大ヒット? フランス人の好みはよくわからん、と思ったのも確か。女性の描き方、扱い方が、微妙に不愉快だった。

階級とか、外国人の地位とか、そのへんの社会的文脈がないと、あまりピンと来ないのかもしれない。

で、今回の『サンバ』である。

いきなりシャルロット・ゲンズブールのしおれぶりにびっくりするのであるが、うつで休職している女性という役柄からはこれでいいのである。

そして、つやつやしたオマール・シーの陽性な魅力に触れるにつれ、しおれた花が水を吸い込むように、彼女もみずみずしく変貌していく。まあ、このへんはお決まりの描写。

しかし、オーバーステイの外国人と、支援する側というのは、言ってみれば、明確な「身分差」がある。その国の人間と結婚すれば、安定した在留資格が得られる。恋愛していても、ふたりがそのことに気づいていないわけがない。

映画の中では、そこははっきり描かれないが、もしこの「身分差」がない状態で出会ったら、果たしてこの恋はなりたったのだろうか?