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映画を見た記録です。映画評ではなく、個人的な感想。
ネタバレは気にせずに書いていますので、未見の方はご注意ください。

『シークレット・ミッション』

映画

secretmission-movie.com

Unextで。

韓国映画は、もう北の特殊工作機関で訓練された超人的強さのスパイって設定、やめたほうがいいんじゃないのか。あまりにもありきたりで、お腹いっぱいだ。

キム・スヒョン主演ということで、喜んでとびついた。

前半のパボ演技もいいし、アクションもかっこいい。上半身裸のサービスシーンでは、鍛え上げた筋肉もご披露してくれる。

しかしそもそも、「貧民街のパボになりきる」という指令自体、キム・スヒョンにパボの真似をさせて、二枚目の殻を破るコミカル演技を見せたいがための設定という感じだし、その他のスパイたちに課される指令も「それはいったいなんのため?」と言いたくなるものばかり。

朝鮮民主主義人民共和国を持ち出せば、どれほど非論理的で、理不尽で、意味不明で、そして残虐であってもOKという俗情にたよりきったストーリーである。もっとも、それはこの映画だけではないけど。

しかも前半の「町内にいるパボ」についての内容も、韓国の障害者差別がむき出しで、正直うんざりだ。もっとも、実態もおそらくこんなもんだろうから、そしてそれを美談仕立てにすることも含めて、映画の問題じゃなくて、社会の問題なのかもしれない。

と、シナリオについては、内心文句ぶーぶーで見ていたが、つまらなかったかというと、そうでもない。

役者がすばらしいからだ。

とくにイ・ヒョヌが大当たり。子役では何本か見ていたが、端正でそして表情もよく、オトナの役者としても楽しみである。

そしてごひいきのキム・ソンギュン。最近は、ドラマなどで人間味のある役も多いようだが、まあなにしろうまい。見ていて安心感があり、画面が締まる役者のひとりである。