読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
映画を見た記録です。映画評ではなく、個人的な感想。
ネタバレは気にせずに書いていますので、未見の方はご注意ください。

『食客』

映画

www.allcinema.net

Netflix で。

 

キム・ガンウを最初に見たのは「台風太陽~君がいた夏」である。

 
このとき、チョン・ジョンミョンを発見し、以後ごひいきになったのだが、キム・ガンウもなかなか印象的だった。
わかりやすい二枚目ではないのだが、なんともかわいげがある。
この映画の中では、トラックで野菜の移動販売をやっているのだが、おばさまたちにモテモテで、「自分は若い女の子には興味ないんですよ」なんてうれしがらせを言ったりしている。
 
ドラマ「海雲台の恋人たち」も見てるし、ほかにも何作が見てるけど、おばさんのアイドル的な意味で、いちばんイケてるのが「蜜の味」だと思う。
 
この映画では、「蜜の味」のようなドロドロはまったくなくて、恋愛模様も若干あるのだが、あくまでもさわやか。イ・ハナのさばさばして茶目っ気のある雰囲気ともよく合っている。
 
さて、ストーリーのほうはというと、これが始まった瞬間から先が読めちゃうくらいお約束どおり。じゃあ、つまんないかというとそういうわけではなくて、役者の表情も、美しい風景も、物語のテンポもぴたっといいところにはまってくる。
 
とくに、韓国の田舎の風景と、昔ながらの韓屋がステキ。
 
赤ちゃんを背負うのに、背中じゃなくて腰にくっつけるのが韓国式。おじいちゃんはコムシン(ゴム製の韓国の靴)履いてるし。お手洗いが外だったりして、住むにはたいへんそうだけども、見ている分にはなんとも楽しい。
 
助演のおじさん俳優たちも、いい味出してる。おじいちゃん役のチョン・ジンは、なんといっても顔がよい。ハルベ(おじいちゃん)と呼びたくなる感じ。おなじみのチョン・ウンピョ、キム・サンホ、アン・ギルガンは、映画でもテレビでもあちこちで見てるので「また会えたね」とうれしくなる。
 
日本人役は、ほんとに日本人使ったということで(しかも、本職の役者さんじゃなくて大学の先生とか)そんなに違和感ないのだが、やっぱりなんちゃって日本の芸者さんたちの白塗りが、なんともいただけなかった。
 
牛のエピソードは、泣けた。
それにしても、料理人が自分で牛肉を巨大な枝肉から切り分けるのにはびっくり。
炭まで焼いちゃうし、伝統料理の奥は深い。
 
マンガ原作ということだが、ご家族向けかな。